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社員同士がコミュニケーションをとる「交流スペース」 社員同士がコミュニケーションをとる「交流スペース」

「働きやすい職場」への思いを社員が共有し、企業魅力を向上させている会社

「社員目線での職場環境改善」→「社員にとっての企業魅力が向上」→「従業員エンゲージメントも向上」
interviewee
大塚電子株式会社 
人材開発部 西尾瑠美
本社所在地:大阪府枚方市招堤田近3‐26‐3/設立:1970年/従業員数:201名/業種:製造業
光を媒体とした技術でモノを視る、分析機器・計測機器メーカー。創業以来積み上げてきた要素技術を融合させながら、ME機器事業、計測分析機器事業という2つの事業を展開。

「働きやすい職場環境」や「福利厚生の充実」についての取り組みを教えてください。

西尾氏:当社は、一緒に働く社員たちと共有したい思いを「3つのヒカリ」として掲げています。その中の1つとして「ヒトを照らすヒカリ」という、柔軟な働き方を支える制度や、福利厚生で社員一人ひとりが自分らしく輝ける会社になる、という思いがあります。職場環境の改善については、この思いに沿っています。また、社員が自発的に参加する「業務改善・職場改善」などに取り組むプロジェクトがあり、この中でも改善提案を日々考え実行しています。

「働きやすい職場環境」や「福利厚生の充実」ついて、具体的な内容を教えてください。

西尾氏:数年前から社内で働きやすいオフィス作りを求める声があり、2018年に京都リサーチパーク内に京都先端技術センターをオープンしました。アクティブベースドワーキングスタイルを導入し、商談、ミーティング、コミュニケーションについて目的に応じて自由に職務スペースを選べる環境を整えるなどオフィス環境整備を各拠点で進めています。また、在宅勤務やサテライトオフィス・時差出勤など、時間と場所に縛られない働き方を実現する制度も導入しています。福利厚生の面では、当社は大塚製薬グループの一員ですので、育児休業制度や短時間勤務、慶弔関連の制度、独身寮制度など、親会社と同等の福利厚生制度を導入しています。当社自体は中小企業ですが、制度導入や実際の運営は企業規模に縛られる事無く運用できています。

こうした快適なオフィス環境や福利厚生は、社員がイキイキ働ける原動力となり、私達女性にとっての働きやすさにつながります。社員を対象とした「大塚電子を選んだ理由」のアンケートでは、1位は「仕事内容」ですが2位は「待遇(福利厚生・給与・休日)」となっていますし、「有給休暇はとりやすいか」というアンケートでは、75%がYesと答えています。社員にとっての魅力向上に繋がっていると考えています。

「業務改善・職場改善」に取り組むプロジェクトについて教えてください。

西尾氏:この「オフィスclean&designプロジェクト」は、みんなが思う「あったらいいな!」を実現し、時代に合わせて「働く場と働き方」をアップデートさせていく目的で行っています。社内全体を巻き込んだ活動は、社員同士の協力や交流の場になっています。上下関係や部署が関係ないプロジェクトメンバーのため、若手社員もリーダーとして活躍しているなど、良い経験になっているようです。また、参加しているメンバーに話を聞くと、「働くなら『自慢できる会社』にしたい」と話してくれるなど、前向きな意見が多く見受けられます。副次的な効果として、社内における従業員エンゲージメントの向上にも繋がっていると感じます。

最後に、採用面についての課題や解決に向けた今後の取り組みを教えてください。

西尾氏:当社は技術面での強さと職場環境や福利厚生などの制度面では高いレベルを実現していますが、BtoB企業であることから、一般の学生の皆さんに知られ難い、という課題があります。大塚製薬グループの一員ではありますが、大塚電子という光分析機器の企業は残念ながら知名度は高くありません。そこでこの課題を解決するため、情報発信の強化に取り組んでいます。「高い技術力」「働きやすい職場環境」「福利厚生の充実」という当社の魅力を多くの学生に知ってもらうため、民間の採用サイトに加え、今まであまり活用できていなかった官公庁の就職支援サイトでも、情報発信の頻度を高めていこうと計画しています。また新型コロナウィルス感染拡大を機に、オンラインでのインターンシップや若手社員とWebで交流できるLIVE座談会など、オンラインでの学生との接点作りにも注力しています。このように情報発信の頻度アップ、学生に響く魅力情報の提供・交流方法の工夫で、まずは当社のファンになってくれる学生を増やしていきたいと考えています。

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