OSAKAしごとフィールド
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高校卒業後、入社4年目の社員でメインオペレーターとして活躍中 高校卒業後、入社4年目の社員でメインオペレーターとして活躍中

高校生目線を意識した採用活動で応募者増加

「高校生採用独特のルールに困惑」⇒「高校生目線で求人票を見直し」⇒「応募増。次は定着・育成強化へ」

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interviewee
パック・ミズタニ株式会社 
人事総務部 山田
本社所在地:大阪府大阪市西区立売堀4丁目8番10号/創業:1909年/従業員数:126名/業種:製造業
木箱業で設立し、現在は日本最大級のダンボール印刷機を持つ同社。
ダンボール製造のみならず、物流現場の課題解決のため、最適なパッケージング提案や、包装・梱包作業支援まで担う物流サービス業も行っている。

今年度の高校生採用の取り組み状況についてお聞かせください。

山田氏:2021年度は高校生目線での採用に力を入れました。特に、求人票の書き方はOSAKAしごとフィールドのセミナーで具体的なノウハウを詳しく教えていただきました。これまではどのように書いてよいか分からないまま記入していた求人票ですが、高校生に理解できるように工夫して書くことができるようになりました。具体的な例で言うと社会人1年目の業務を書くようにしたり、最近の高校生の傾向に合わせて文言も従来の「やる気がある」「一人立ち」のようなバリバリ働く表現を避け、「先輩と一緒に」「懇切丁寧に」など会社のフォロー体制があるといった、新入社員に寄り添った表現にしました。また、その後の応募前職場見学の際に、高校生に話しかけたところ、求人票が分かりやすかったと意見をいただいたのが自信につながりました。また、もともと採用選考時にあった作文を廃止して、選考の入り口を広くすることで、応募数が前年より3、4倍増える結果になりました。

それ以前は、どのような採用の取り組みをされていたのですか?

山田氏:数年前までの高校生採用は指定校求人がメインでした。以前よりつながりがあった高校で、就職する生徒の割合が年々減り、進学の割合が増加したことから、公開求人に踏み切ったんです。その前後で私も高校生採用に携わることになったのですが、自身が経験していた大学生の採用活動との違い、例えば、高校生採用の独自のルールや情報開示の少なさ、学校を通じた採用活動の形式などに驚きました。そこで、数年前からOSAKAしごとフィールドのセミナーを受講して準備を進めてきました。現在は、大学生採用のノウハウを取り入れて、高校生に分かりやすく、より親近感のある採用方法に変えていこうと取り組んでいます。

来年度以降の採用活動の予定をお聞かせください。

山田氏:ここ数年は毎年10名前後と、希望していた人数より多く採用できています。新入社員を一気に採用したので、育てる中堅社員が社内に少ない状況となりました。社内全体のバランスを考え、採用した社員の育成や定着に重きを置いていく段階にきていると考えており、今後は、その育成や定着に必要な運用ルール作りに力を入れていくつもりです。採用担当者としても、入社してくる高卒新入社員の業務の大変さをどこまで理解できるか、また、より行き届いたフォローをするための方法などを、現在模索しています。

今後の定着・育成に向けての取り組みをお聞かせください。

山田氏:当社では、直属の上司ではない相談相手として採用担当者と「フォロー面談」を行いますが、2021年4月入社の高卒社員は、その面談頻度を例年より多くしています。入社後研修後に1回、その後は1ヶ月、1.5ヶ月、3ヶ月と仕事に慣れるように「フォロー面談」を行っています。面談の内容はあくまで仕事の相談ではなく、雑談をメインとしており、気楽に話せる場として、まずは会社に慣れてもらい、新入社員の定着に結び付けるサポートをしたいと思っています。

今後したいことの一つとして、新入社員が入社して慣れるまでの間、聞きたいことや聞けないことを引き出せるきっかけづくりとして、メンター制度のような仕組みの導入を検討しています。具体的には、新入社員が「週報」に質問内容を書いて、先輩からフィードバックできる流れを仕組みとして作ることで、より一層仕事内容の理解を深める機会を持つことを考えております。今後は、その「週報」の内容も「フォロー面談」でお話できたらと考えております。

OSAKAしごとフィールドを活用してみていかがでしたか。

山田氏:OSAKAしごとフィールドの高校生セミナーと並行して、民間の高校生セミナーも受講しながら、自社の高校生採用の「答え合わせ」を多角的な視点で行っています。実際に、採用で高校の先生にお会いする時や学生と接する時など、信頼関係が大切な場面があります。そのような場で、直接聞くのが難しいことも、第三者目線で意見をいただけることが助かっています。今後も活用していこうと考えております。

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