OSAKAしごとフィールド
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人事課課長の桜井喬道氏(右) 人事課課長の桜井喬道氏(右)

セミナーとキャリア開発支援メニューを活用し職場環境改善を推進

「働きやすい職場環境作りに注力」→「セミナー活用で社員意識を改革」→「社員の意識に顕著なプラス効果」

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株式会社ノボル電機 
管理部 人事課 課長 桜井 喬道
本社所在地:大阪府枚方市茄子作南町229-1/設立:1950年/従業員数:80人/業種:製造業
ホーンスピーカの製造販売から始まった同社。大阪ものづくり優良企業賞(知的財産部門賞同時受賞)を受賞し、「音の専門メーカー」としてトランジスタメガホンや構内放送システム、防災無線、船舶用汽笛などの拡声音響装置の製造販売を手掛けている。

社員が働きやすい環境の構築に着手された背景を教えてください。

桜井氏:当社は経営理念の人事方針に「やり甲斐があり、働きやすく、力を伸ばす職場を作る」という方針を掲げています。社員がよりいきいきと働けるよう環境を充実させるために、今年度から人事課が中心となって、現場社員の仕事に対する意識や職場環境を見直す取り組みを始めました。

具体的にはどのような活動をされましたか?

桜井氏:今年度は、最初に人事担当の私たちがOSAKAしごとフィールド開催の「リーダーコミュニケーション」「製造業で働く従業員の定着」「部下の成長を促進する褒め方・𠮟り方」などのセミナーに積極的に参加し、既存社員の意識変革に役立つ情報を収集しました。次に試験的な取り組みとして、現場担当者に必要なセミナーをいくつか選定し参加して貰いました。セミナー実施後に参加者へ意見を聞き、「今後の意識変革や行動変化に繋がる内容か」などの効果を測定しています。セミナーに参加した社員の意見では、「役に立った」というセミナーと「あまり役に立たなかった」というセミナーの両方があったので、今後、セミナーの取捨選択を行い自社に合うメニューを絞り込む予定です。また、新入社員はOSAKAしごとフィールドが開催した「働くコツ講座・異業種交流会」に参加させ、新卒の不安解消や外部との交流で学ぶ機会を提供しました。こうしたセミナーは、一度参加して直ぐに効果が出るものではありませんが、外部のノウハウを導入しつつ、自社にとって効果のある職場改善策を自分たちで創造し続けたいと考えています。

セミナー以外の取り組みを教えてください。

桜井氏:社員のキャリア開発の見直しにも着手しました。1月中旬に管理職を中心とする12名の社員にOSAKAしごとフィールドから案内があった「セルフキャリアドック」を受けてもらいました。外部カウンセラーによる個人面談とフィードバックを通して、自身のキャリア開発に関する気付きを喚起し、目の前の業務だけでは無く「中長期的な視点で仕事を捉えられる目を養ってもらえれば」と考え実施しました。カウンセリング実施後の意識調査の結果では、「非常に満足」が41.7%、「満足」の58.3%と合わせると参加者全員が満足している結果が得られ、「考えるきっかけや、気持ちの整理に繋がった」、「別のアプローチや新たな解決策の気づきがあった」などの意見がありました。また、「新たな仕事への挑戦意欲」、「スキル向上意識」、「時間の使い方の工夫」に関する意識に顕著なプラス変化があったことなどから、一定の成果を得られたと考えています。こうした取り組みを、管理職を皮切りに全社に波及させたいと考えています。

貴社の職場環境作りで、大切にしておられるポイントを教えてください。

桜井氏:希望するセミナーはいつでも受講させているほか、資格試験費用補助等を実施しています。また職場環境の改善を行い「健康経営優良法人2021(中小企業法人部門)」の認証を受けるなど、働きやすい職場を実現するため積極的に行動してきました。しかし、制度や環境が整っても、実際に従業員が活用して貰わなければ意味がありません。そのためには日々のコミュニケーションを増やして、何が求められているかを察知して、「今、従業員が必要なことをすぐに提供できる職場」にすることが肝心だと思っています。

そのような点からも今年度多数活用したOSAKAしごとフィールドのセミナーや支援メニューは、内容が豊富でコスト面でもメリットがあるので、今後も最大限活用したいと考えています。

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