コスト・ゼロ!無料サービスの活用と求人掲載文言の見直しで、応募者増!
古川熱学エンヂニアリング株式会社
代表取締役 古川猛嗣
求人を行うきっかけは何ですか。
古川氏:当社を創業・設立した先代から、2020年10月に急遽会社を引き継ぎましたが、事業の継続にあたり、欠員を補充する必要がありました。また会社をこれまでの縦割りから、もう少し垣根を低くした風通しの良い組織にしたいという考えもありました。さらに、社員の平均年齢が50歳であり、若い人も必要なので求人活動を行うことになりました。そのため、募集職種は環境測定業務、環境分析業務、営業、報告書作成業務など多岐にわたりました。
具体的にどのような取組みを行いましたか。
古川氏:従来はハローワーク求人のみで、求人内容も極めてシンプルなものでした。
OSAKAしごとフィールドへの相談がきっかけで、求職者は求人票の内容をしっかりと読んでいることに気が付き、求人票に加えて無料Web求人サービスを活用することにしました。できるだけ当社の仕事内容をイメージしてもらえるよう工夫しました。
Web求人サービスをどのように活用したか詳しく教えてください。
古川氏:無料で自社採用サイトが作成できるサービスを活用しています。当社の事業内容は、「環境」という今の時流にピッタリだと思うのですが、あまり知られていません。仮に少し分かっていただいても、「小難しい」といったイメージが先行してしまうところがあります。その辺を出来る限り実情に近い形でお伝えできればと考えました。実際、化学的なことよりも普通に仕事ができる方が大事なんです。「環境を守る一躍を担いたい」という方なら良い仕事だと思います。
仕事内容については、掲載文の叩き台を私が作成し、各部門の責任者に、「どんな仕事をしてもらいたいか?」「どんな人と一緒に働きたいか?」を考え作成してもらいました。3回ぐらいやり取りしたと思います。そして、Web求人掲載後は、どのくらい閲覧されたかを確認し、反応がなければ、求人掲載文言を適宜修正や変更しています。
どのような効果がありましたか。
古川氏:従来と比較すると、応募者が確実に増えました。応募者の内訳は、ハローワークが1名、Web求人が20名という結果です。この中から、既に環境分析技術者1名と最近ではCAD・事務職1名の採用ができました。環境分析技術者は、年齢も若く、前向きに仕事に取組んでくれており、良い人が入社してくれたと思っています。
成果に結びついた要因について、どのようにお考えですか。
古川氏:やはり、会社の代表を引継ぎ、これからの会社や組織のことを考えたとき、求人活動が大切であると思ったからではないでしょうか。だから、求人活動(ハローワークとの打合せやWeb求人サービスの使い方の工夫)にエネルギーを注ぐことができたと思います。
当社の中で大切にし、守っていかなければならない組織風土と、垣根の低い風通しの良い組織風土のバランスを取りながら、新しく入社された方には定着していただきたいと思います。
OSAKAしごとフィールドへの感想や期待を教えてください。
古川氏:WEB求人の活用方法だけでなく、第三者からの視点で当社を見ていただいている面など、参考になりました。働きたいけど働いていない層、氷河期世代を対象にしたマッチングイベントがあれば、紹介をしてもらいたいです。また、初めてマッチングイベントに参加する際のサポートも、対応してもらえれば有難いです。