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オンラインでの面談・面接導入で遠隔地の大学生採用に成功!

「積極的なオンライン採用活動」→「採用ターゲットエリア拡大」→「質・量ともに採用成功!」

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株式会社カワタ 
総務人事部 担当部長 川方耕一 / 竹井尚志
本社所在地:大阪府大阪市西区阿波座1-15-15/創業:1935年/従業員数:255名/業種:製造業
プラスチック製品製造現場において、必要不可欠な産業用機械の開発・設計・製造・販売を担っている同社。自動車部品、日用雑貨、食品・化粧品容器などのメーカーで広く使用され、国内市場シェアは約30%を占めている。

新型コロナウィルス感染症拡大の中、2021年の貴社の事業環境や採用はどのような状況でしたでしょうか。

川方氏:当社はプラスチック成形機周辺機器を扱っている関係で、消費者が生活に使用するプラスチック製品容器から、自動車・電子機器、情報記録媒体等の幅広い業界のお客様と取引していることが幸いし、コロナの業績への影響を最小限に留める事ができています。また会議や研修の多くをオンライン化したことで、社員の移動時間のロスや交通費が削減でき、業務改善が大幅に進みました。

こうした状況から、新規採用の面でも一早くオンライン化に取り組みました。大学生もオンラインで会社説明会や一次面接に参加することに慣れており、近畿圏の大学生のみならず、関東・九州・北陸の大学生に会社説明や工場案内をライブ配信し、優秀な方に一次面接に参加いただき、高いレベルの選考ができました。その結果、コロナ禍前では採用実績がなかった遠隔地(東京、千葉、金沢、福岡)の大学で電気・機械・化学系を専攻した学生を採用することができました。結果的に当初前年同数5名の予定でしたが、9名もの優秀な大学生の採用に繋がりました。理系の7名は設計部に配属を考えています。文系の2名は営業職です。高卒も1名採用し、製造職としての活躍を期待しています。

貴社は労働条件でも、学生に選ばれやすい特徴があるそうですね。

川方氏:特徴はまず給与体系です。高卒でも4年間一定の成果を出せば、大卒初任給と並びます。つまり学歴による給与差がないという事です。また条件を満たせば入社時から住宅補助が受けられるので、遠隔地の出身者には優しい制度だと思います。他には、年間休日が126日ある点と、夜勤が無いことも働きやすい環境を支える要因であり、当社の労働条件の特徴だと思います。

貴社の採用課題と解決に向けた取り組みを教えてください。

川方氏:当社の事業がB to Bの為、一般的に学生の知名度が低い事が長年の採用課題です。2021年度にオンライン導入で採用が好転した事をきっかけに、よりオンラインでの採用を強化しようと取り組んでいます。地方の大学に対して精力的にオンライン面談をしています。
2022年度は採用活動に新たな取り組みを4つ入れていく予定です。一つ目は、若手社員の一日の仕事の流れや、入社動機などを分かりやすく紹介する動画の制作です。制作した動画はWEBサイトに掲載し、情報発信を強化していこうと考えています。二つ目として、インターンシップの受け入れを始めます。対面型で実施し、自分でプログラミングしたテスト機を実際に動かす体験をしてもらいます。三つ目は、大学との関係構築です。大学の就職担当や担当教授と精力的にオンライン面談を設定し、求人情報を提供していきたいと考えています。最後に、高卒採用の強化です。関係構築ができた高校から新3年生対象とした就職説明会に招かれ、OB社員を派遣しました。就職説明会を聞いた生徒が当社に興味を持ってくれることを期待しています。

内定者のフォローも取り組んでおられるのですね。

竹井氏:2022年卒の内定者に対しては、OSAKAしごとフィールドが開催した「はたらくコツ講座」をオンライン視聴してもらい、その後座談会でコミュニケーションを図る、といった内定者フォローを2021年7月~11月の期間に9回開催しました。座談会を通して内定者とコミュニケーションをとれたことは、入社前の不安を解消することや内定者同士の横のつながりができたと思います。この取り組みは新入社員が入社直後の不安を乗り越えるためにも必要なプログラムだと思いますので、次年度以降も内定者フォローには力を入れたいと考えています。

最後に、今後も残したい貴社の社風をお聞かせください。

竹井氏:どの部署もそうなのですが、しっかり話を聞いてくれる方が多いです。
後輩からの質問等に対して、自分の仕事の手を止めて、話を聞き、アドバイスをしてくれる先輩が多いです。他部署とのやりとりでも、私は設計課の部長、課長に採用について相談しますが、快く相談に乗ってくれます。そういうところが、社風として代々受け継がれています。職場の良好な人間関係は働く意欲を高め、またお客様に良い製品やサービスを提供する事にもつながる重要な要因ですので、これからも新しい人材に受け継いでもらいたいです。

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