OSAKAしごとフィールド
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人事課課長の黄氏(左)とティー氏(右) 人事課課長の黄氏(左)とティー氏(右)

多国籍な採用で人気UP!「高度専門職」の在留資格取得者も在籍!

「国籍問わずに採用活動」→「留学生に大人気の企業に変身」→「優秀な新卒学生を毎年採用」

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株式会社ソルテック工業 
人事課 課長 黄仁秀 / グェン ティ ダン ティー
本社所在地:大阪府大阪市生野区巽東2丁目1番17号/設立:1985年/従業員数:105名/業種:建設業
日本だけでなく海外での事業も展開しており、多国籍な社員が在籍している同社。エネルギー、ごみ焼却、浄水等の生活を向上させるプラント設備の製造、施工工事を一貫して担って行う。

人材獲得が難しい建設業の中で、国籍問わずに人材を積極的に採用し、優秀な学生も採用できておられるようですね。

黄氏:当社の日本人を含む新卒学生の採用は、2~5名程度です。2010年より外国人採用を開始し、現在では様々な国籍の方が在籍しています。外国籍の従業員が多いため、留学生からの人気も高くなっているようで、通常レベルの募集を留学生向けにすると、20~30人も応募が来ます。そのため、募集のハードルを上げたところ、優秀な方が応募してくれるようになりました。「高度専門職」の在留資格を取得した方も2名在籍しています。本日、一緒におります彼女は2019年4月入社ですが、すばらしい成績にて学校を卒業し、「学長賞」も受賞した優秀な人物です。

ティーさんは、どのような経緯でソルテック工業に応募されたのですか。

ティー氏:私は絵を描くことが好きなので、デザイン関係の仕事に就きたいと思い、今の会社とは全く違う業界の企業交流会に参加していました。モノづくりや工事の会社については、女性は少ないだろうし、3Kと言われていてキツイ仕事だと思っていました。 ただ、学校の先生から「絵を描くことが好きな人は、図面を描く仕事も良い」と勧められて、モノづくりの会社に興味を持ち、4回目の交流会でソルテック工業に応募しました。

学校の先生のアドバイスは効果的ですね。貴社では学校との関係もしっかり築かれているようです。

黄氏:そうです。学校の先生と信頼関係が築けると、毎年学生を紹介してくれますので、とても良いです。自分たちでも学校を訪問しますが、昨年はOSAKAしごとフィールドが実施した、高校の見学会にも参加しました。やはり、大阪府が主催するイベントを活用することで、学校側も安心して会ってくださるので、信頼関係も築きやすいと考えています。また、昨年はコロナ禍でしたが、大学からの提案で留学生のインターンシップを実施しました。技術の作業内容を翻訳して、週1回オンラインで報告する、という内容のものです。インターンシップ自体は5年前より実施していますが、面接では見えない就活生の特性が分かります。どの仕事が適正かも良くわかるので、採用後のミスマッチを防げますし、今後も取り組むつもりです。

OSAKAしごとフィールドの支援メニュー「にであう合説」(オンライン合説)も利用されていますが、いかがでしたか。

黄氏:今回は、「にであう合説」から、直接的に応募には繋りませんでしたが、ハローワークやホームぺージも含めて、様々な媒体を活用して求人募集を掲載するようにしています。そういう露出を増やすことで、実際の応募に繋がっていると考えています。大阪府が実施している「グローバル人材(外国人留学生)採用・定着支援事業」も活用していますし、他の留学生を支援する団体の事業にも参画するようにしています。

多国籍の外国人社員が多いことでのメリットや、気を付けていることなどを教えてください。

黄氏:メリットとしては、日本人社員が外国人社員の意欲的な姿勢に感化されて、モチベーションが増したように感じます。当社はベトナムに工場があるため、ベトナム人が多いのですが、彼らは母国の発展につなげたいと、非常に意欲的に働いてくれます。また、事業自体も公共性の高いプラントを作るため、社会貢献をしている実感が湧きやすいということもあるのかもしれません。勤勉に学びながら愛国精神をもって仕事をする彼らを見ると、日本人社員も心動かされるようですね。

気を付けていることとしては、他国の常識について教えることや、風習が違う点などを伝えています。特に正月休みが日本と違う国があるので、人数調整に困る時がありました。他にも、外国人社員を採用すると、生活面についてのサポートが必要になります。最初の1年は人事課で対応することもありますが、その後は各部署の先輩達がお世話をしてくれています。また、当社では社員が自分達で企画するイベントがありますが、イベントを通じて良好な関係が築けているのかと思います。

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