OSAKAしごとフィールド
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コロナ禍でも独自の福利厚生制度を実施し、
社員の定着に繋げた

栄交通株式会社
本社所在地:大阪府大阪市城東区東中浜9-1-2/従業員数:99名/業種:運輸に付帯するサービス業
一般乗用旅客自動車運送事業(タクシー業)
運輸に附帯するサービス業

コロナ禍でも全員が信じて支えて伸ばすの精神!

令和2年3月下旬、世の中では緊急事態宣言が出るかもしれないと情報が錯そうしていた頃、同社は普段同様の営業を続けていた。真面目にコツコツとサービスを提供する方針で、日々お客様の貴重な移動手段となっていた。同社の基本的な考え方として「創意工夫を必ず仕事の中に入れること」がある。一例として、10年前から取り組んでいる独自の業績管理方法と2年半前から導入したAIの配車アプリを組み合わせることで、一人一人の乗務員から報告されるデータを日々分析。それを基に、より効率的な運行手段を社内共有してきた。これらの地道な創意工夫で「ともに磨き、ともに輝く」を実践してきた。独自の業績管理方法とAIを用いた運行データの活用がこのコロナ禍で功を奏した。実際、独自の業績管理方法とAIの情報を元にコロナ禍で推測した営業実績予測は、実績とほぼ同じになり、より正確な分析ができたからこそ、コロナ禍において売り上げが減少する中、社員ドライバーの給与の20%~25%を補填した「コロナ保障」を実施し、給与減額を防ぐことができたと語る。また、この施策は社員のモチベーションアップにもつながり定着改善にも繋がっているという。

緊急事態宣言での創意工夫は早期に結果となって表れる

緊急事態宣言の内容を見た段階で、3月のデータから4月のデータ売上予測が4割程度落ち込む事を、独自の業績管理方法とAIの配車アプリを組み合わせることにより同社経営陣は把握していた。それらは、単なる報告数値からだけではなく、現在5名いる「運行管理者」と運行管理補助者4名との連携によることも大きかったと聞く。社員ドライバーも「換気・アルコール消毒・手洗い・うがい」等コロナ禍での強化基本業務はもちろん、運行管理者との日々連携により最大限の創意工夫をおこなったが、コロナ禍の緊急事態宣言は容赦なく業績反映することになった。その内容は、経営陣が独自ツールから予測したものとほぼ同じであった。 「このままでは社員ドライバーの生活が脅かされ、不安が増大して、離職者が続出する」と感じた経営陣はこの課題に対し、いち早く対策を決定し、社員に「前向きに上を向いて歩こう!」という気持ちを持たせたのが、給与の20%~25%を補填する「コロナ保障」であった。独自の業績管理方法とAIの配車アプリの組み合わせにより補填数値までを割り出せる事を自信をもって話せるところに凄さを感じた。

たかがタクシー、されどタクシー

4月の売り上げの減少を独自のデータ分析を活用し、先を予測することで最小限に抑えられた同社。更に、2か月後には前年を上回る業績水準に戻っていたと聞くから驚く。これらは、社員のモチベーションが高く「はたらく事を楽しむ環境がある事が大きい」と会長。業績上昇により利益が上がり、それはコロナ保障だけでなく4ヵ月に1回支給される利益還元金に会長の「分配成長循環」の思いが現れている。勤務態度や無事故、無違反、接客接遇は勿論のこと、個々の生産性向上に結びつく自己への挑戦などの誰でも頑張れば達成できる目標を設定し、表彰式を開催して自分へのご褒美を自覚することで社内の一体感を高める機会にして好循環を生み出しているそうだ。タクシー業界はきつい業界で下に見られやすいと語る会長。社訓である「たかがタクシー、されどタクシー」のスローガンにもあるようにタクシー運転手の仕事を「やりがいのある仕事」をしてプライドを持ってほしいと願っている。今後の目標としては、乗務員全員が国家資格である「運行管理者」の資格を取得し、お客様にとってワンランク上の接客や安心感を提供できるドライバーをめざすことだ。難しい資格であるが、着実にその目標にすこしずつ近づいている様子がうかがえた。