OSAKAしごとフィールド

OSAKAしごとフィールド活用事例集 デキる企業インタビュー 支援メニュー:求職者との出会いの機会

製造業

お客さまに最適な刃物づくりを探求する刃物コンサルタント

採用こそが会社を変える。社長自ら今と未来を伝える。

公的機関による人材確保

合説で
社員エンゲージメント
向上

風土改革と社員育成で成長戦略

利用したコンテンツ

  • マッチングイベント(求職者・学生との交流会・合同企業説明会等)
  • 人材確保等に関する専門家相談
  • 人材採用・定着のための3つのツール受診
interviewee
神谷機工株式会社

代表取締役社長 神谷 宗孝
本社所在地(もしくは府内事業所):大阪府大阪市平野区平野西4-10-23/設立:1968年/従業員数:34名/業種:製造業
チップソー、メタルソー、丸ナイフ、カッター等の工業用機械刃物・特殊切削工具の製造販売

貴社の職場環境や社風の特徴をお教えください。

神谷氏:弊社は創業70年以上になる若い老舗モノづくりメーカーです。私の祖父が創業し、私が3代目の社長になるのですが、私がドイツから帰国してこの会社に入社したのがちょうど20年前の2004年頃。いわゆる団塊世代中心のTHE 職人が集まる会社で、「背中を見て覚えろ!」というような雰囲気でした。また、その他にも、「若い奴はもっとチャレンジしろ!」と言う割には若手が主役になれるような責任や役割が回ってこない、チャレンジしても理由の説明もなしに否定だけされるような職場環境でした。
私自身、その職場環境を変えようと入社直後から戦ってきました。社長になる前から国内で改革を推し進め、海外法人を立ち上げ若者が異国の仲間と共に輝く舞台、環境を整えました。今年の行動指針は「1.安全で 2.効率的で 3.快適な職場づくり」というシンプルなものにしたのですが、「時間とお金と心に余裕が持てる会社にするための土台づくり3カ年」の初年度が進行しています。

OSAKAしごとフィールドを活用した経緯や背景をお教えください。

神谷氏:人が変われば会社が変わる。会社を変えて行くため、今いる人の教育も大事ですが、私の考えに共感してくれる人材を採用することが必要であると考えています。民間の人材紹介会社などはコストが非常に高く、投資効果も不透明です。そこで行政支援を積極的に活用している中で、OSAKAしごとフィールドの企画やメニューが弊社と非常にマッチしていたので、積極的に参加しています。合同企業説明会には幸いにも3回出展することができました。出展時には専門家相談を活用し採用に関するアドバイスもいただきました。求職者の方々と歳が近い20代若手社員らに積極的にブースに立ってもらい、社員教育の場としても活用させていただきました。こういった日常と違う環境でのコミュニケーションは非常に新鮮で、私の考えを実際に知ってもらう良い機会でしたし、若手社員自身が自分の会社のことを伝えるということは、「分かっているつもりだけど分かっていない」という、成長するために大切な、自分を知るきっかけとなりました。今後も積極的にOSAKAしごとフィールドを利用したいと思っています。

支援メニューを活用いただいた結果についてお教えください。

神谷氏:「多様化社会の企業担当者とのフリートーク交流会」では、求職者と求人側という関係性ではないフラットなコミュニケーションを取ることができ、求職者の人となりがよくわかったことで、求人企業としての良い点・悪い点を理解することができました。この交流会では2人の求職者と出会うことができました。希望を申し上げるなら、もう少し求職者の参加人数が多いと良かったと思います。
「合同企業説明会」については前述のとおりですが、費用面ではリーズナブルであり多くの求職者の方にブース訪問してもらうことができ、出展し甲斐が大いにありました。弊社ブースにはグローバル人材も含め多くの方に訪問してもらうことができ、会社説明では求職者対応で弊社の若手社員も活躍してくれたので、採用に繋げることができました。入社いただいた方は、事務職1名と、製造職1名です。製造職の採用者は2024年3月卒業の方で、卒業までの在学中にアルバイトとして働いてもらい、4月から正社員として入社しました。グローバル人材でも良い方はいましたが今回はご縁がなく、次回の新たな出会いに期待しております。

人材確保の他に今後の会社運営についての考えをお教えください。

神谷氏:「1.安全な職場づくり 2.効率的な職場づくり 3.快適な職場づくり」今はとにかく、この3つが備わった職場づくりを推し進めていきます。「以前からやっていたから」、「上司に言われたから」、という考えを捨ててもらい、誰にとっても安全で、効率的で、快適に仕事ができる会社になるよう、まずは5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)をツールとして使って会社全体で改革を進めています。そしてDX化も進めて効率的に仕事ができる環境も整えていきたいと考えています。DX化にチャレンジする一歩として、昨年度は「地域企業協働プログラム」に参加いたしました。これをきっかけに継続してDXの具体的な社内導入を推進するため、「大阪DX推進プロジェクト(大阪産業局)」に参加して専門家支援を受けており、約1年後の新工場稼働を目標に準備を進めています。そして育休制度を含めた福利厚生の充実、働きやすい土台づくりを、中小企業ならではの柔軟性を取り入れて整えている最中です。

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