
製造業
若手社員を中心としたワンチームの団結力が当社の魅力!
採用活動の変革で社員が成長する社内環境づくりに繋げる
採用診断と相談で課題認識
全社で取り組んだ合説出展
働きやすく、成長できる環境へ
- 人材採用・定着のための3つのツール
- マッチングイベント(求職者・学生との交流会・合同企業説明会等)
- 各種セミナー
- 企業同士の交流会
- 人材確保等に関する専門家相談
堺鋼板工業株式会社
総務部 総務室 山上 幸江
府内事業所:高石工場 高石市高砂3丁目11番地
設立:1964年8月20日
従業員数:55名
その他の加工および販売
チタン等の薄板の剪断加工および販売
貴社の職場環境や社風の特徴を教えてください。
山上氏:当社は社員の安全第一と、働きやすい職場環境づくりに取り組んでおります。まず、設備面では現場での熱中症予防対策として空調設備を導入しました。また、人材育成の面では、安全教育をはじめ、新入社員教育・資格取得教育などを通じて自己成長支援を行っています。さらに、働きやすい環境づくりにはコミュニケーションが大事と考え、いろんな課題や提案をラフに話し合える「語り合う場」を設けました。加えて、仕事以外の交流の場として、構内でのバーベキューなど全員が楽しめるイベントを実施し、社員同士の親睦を深め、お互いの成長につながるような風土づくりを行っています。
OSAKAしごとフィールドを活用した経緯や背景を教えてください。
山上氏:日々ハローワークやさかいJOBステーションを通じて、高校卒業者や中途採用者の採用活動を行っていましたが、2024年度からは大学生の新卒採用を行っていきたいと考えていました。その様なタイミングで6月に実施されたさかいJOBステーションの「ジョブマッチ」の場で、OSAKAしごとフィールド中小企業人材支援センターの専門家の方と出会いお話をする機会がありました。インターンシップのことや学生の求人情報の視点など、採用状況の変化について再認識することができたこの出会いをきっかけに、OSAKAしごとフィールドを活用しようと思いました。
支援メニューを活用した結果について教えてください。
山上氏:最初の相談で「人材採用・定着のための3つのツール」の1つである採用力診断ツールを受診しました。診断結果の説明を受ける中で、同規模の企業の採用活動が変化していることに気づきました。そして、専門家からのアドバイスもあり、合同企業説明会「内定エクスプレス 2024」に出展することを決めました。当日は、多くの求職者がブースに来てくださり、その中から後日、数名の方に面接を受けていただきました。残念ながら採用には至りませんでしたが、出展したことは有意義であったと思っています。一方で、企業の魅力発信については難しさを感じました。当日の対応を採用担当者だけでは難しいと考え、全社員で取り組もうと各部署に理解を求めました。その結果、職場から若い社員に参加してもらい、合説当日に会社の魅力を伝えてもらいました。また、社長にも参加してもらったことで、参加者からのアンケートには「会社の熱い思いを感じた」と好印象をいただくことができ、取り組みの手応えを感じました。
人材確保の他に今後の会社運営についての考えを教えてください。
山上氏:職場環境づくりでは「安全・安心で働きやすく、活き活きと働ける職場環境」を方針に掲げて、より良い会社づくりに努めています。安全は全ての基本であると考え、労災ゼロをめざして新たな安全講習等を積極的に取り入れるとともに、社員間のコミュニケーションが良くなる職場環境づくりを行っています。また、昨年は年間休日を1日増やし、次世代リーダーの育成に向けて新たな監督職の設置や教育体系の改善など、働きやすさや社員が成長するための人材育成への取り組みを充実化させました。営業面では新しい製品(アイテム)の加工にもチャレンジし、新規分野を開拓できました。
今後もしっかりと収益を上げ、人や設備に還元していく良い循環をめざします。そして、長年培ってきた技術を磨き上げ、お客様から「堺鋼板工業に頼んで良かった」と言っていただけるよう、社員一同明るく、元気に精進してまいります。