卸売業
情報発信の工夫と求職者へのアプローチ手法の変更で応募者増加
魅力の伝え方再点検
具体的で直接的な情報発信
求職者に声が届く
- 人材採用・定着のための3つのツール
- マッチングイベント(求職者・学生との交流会・合同企業説明会等)
- 各種セミナー
- 企業同士の交流会
- 人材確保等に関する専門家相談
求職者、学生に伝えている貴社の職場環境や社風の特徴をお教えください。
辰巳氏:弊社は、DIY(DO IT YOURSELF )と言う戦後のロンドンで生まれた運動を日本で広め、ホームセンタービジネスを確立した会社です。ホームセンターのお店が売り易く、またお客様が買い易い商品や売り場作りを提案しています。単に商品を売るだけではなく、ホームセンターと手を携えて消費者のニーズに応えられるのが私たちの仕事のやりがいです。またオリジナル商品の開発にも力を入れているので、将来商品開発にも携われる可能性もあります。また残業が少なく、休みがとり易い点や、転勤が無いことも働きやすさに繋がっています。
OSAKAしごとフィールドを活用した経緯や背景をお教えください。
辰巳氏:コロナ前は当時の経営課題だった、社員一人当たりの売上・利益を向上させるため、一時期採用を控えていましたが、状況が改善できたので、2023年に再度採用を活性化させようと方針を転換しました。その際、コロナの影響やネット上の求人情報の急増など採用環境が大きく変化していたため、採用計画を再点検する必要があり、OSAKAしごとフィールドの専門家相談を利用しました。求人票の記載内容の見直しや、直接求職者に出会える合同企業説明や交流会への参加のアドバイスを受けました。このアドバイスに基づき、ハローワーク求人や大学の求人票の見直しに着手し、また合同企業説明会にも参加する方針を固めました。
OSAKAしごとフィールドの活用前と後で、何がどの様に変化しましたか?
辰巳氏:最初に着手したハローワーク求人の記載内容の見直しでは、主に求人票の「特記事項」の欄により具体的な情報を掲載したところ、複数の職種の求人で応募者が増え、修正前に3名だった職種の応募者が5名に、4名だった職種の応募者が8名に増えるなど、短期間で顕著な効果が現れました。
また、「求職者と直接出会える企業説明会」にも積極的に参加し、2023年12月の氷河期世代の交流会では21名の求職者と出会えました。2024年2月のOSAKA JOBフェア出展時には、多くの求職者と出会え、中でも念願だったシステム系の人材にも会う事が出来ました。説明会では最初にホームセンターがどういう業界かという説明で具体的なイメージを作ったうえで、その中で当社の役割を説明したのが分かり易かったようです。
OSAKAしごとフィールドの専門家からのアドバイスで得た知識から実行に移した求人票での効果的な情報発信や求職者と直接出会える企業説明会への参加といった経験は、今後の採用戦略にも生かせると考えています。
今後どのような取組に注力したいと考えておられますか?
辰巳氏:今後は、より働きやすい職場環境を整えるため、教育制度の見直しやキャリア支援にも力を入れていきたいと考えています。ワン・オン・ワンミーティングでざっくばらんな面談を行い、社員の主体性を引き出し、女性リーダーや若手リーダーの育成に取り組んでいきます。